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「大丈夫。ちょ…ちょっと腰が抜けただけだから。」
「ほぇ?」
こちらを向きながら彼女はなんとも間の抜けた声を出した。更に向き戻りポーチの中を物色する。
「待ってくださいね腰が抜けたときのお薬探しますから!」
そう言いながらガサゴソと探す少女
「これは咳止め、これは風邪薬腰抜けの薬なんかあったかなぁ」
きっと無いであろうに必死で探す少女につい笑ってしまった。再度向き直る少女。今度はどうしたらいいのかわからないといった表情でいる。未来は笑いを必死で堪えながら彼女に問いかける。
「ごめんね。今の状況があまりにもおかしくて。」
「おかしいですか?」
少女はわからないといった表情でこちらを向いている。
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