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~回想~
俺はめでたく二十歳の誕生日を迎え、友達の相川昂(あいかわのぼる)と喫茶店で小さな誕生日会をしていた。
誕生日会といっても、ケーキやプレゼントなんかがある誕生日会ではなく、至って普通なお茶会みたいな感じだ。
勿論昂の奢り。
治人「二十歳か・・・実感無いなぁ」
昂「そんなもんじゃないか?」
治人「黙れリア充!」
昂「なんで!?」
そう。
昂はスペックが完璧過ぎる。
高身長、文武両道、イケメン・・・。
お陰で女は寄り付いてくる。
昂を目当てで。
俺はというと、THE平凡。
取り柄のない平凡。
昂の取り巻きに常日頃悪口を叩かれる位の至って平凡な人間。
言ってて虚しくなってきたな・・・。
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