契約書No.1

3/90
前へ
/126ページ
次へ
俺の名前は愛川秀人。 学生の時に立ち上げたIT関係のベンチャー企業の社長をしている。 子供の頃から周りの奴らとは頭一つ、二つ以上飛び抜けていた。 ガキの頃の成績は常にトップ。大学で仲間達と今の会社を起業し、ついでに大学を主席で卒業してやった。 ルックスは、モデル並の体型で、顔も綺麗に整っていた。 当然、女にもモテた。このルックスで社長で金持ちと言えば、どんな女でもイチコロだった。 会社の業績も年々右肩上がりに成長し、今ではこのビルの最上階にオフィスを構え、気が付けば使い切れないほどの金が入るようになっていた。 もう世の中に俺の敵はいない。そんな事すら思い始めていた矢先の出来事だった。
/126ページ

最初のコメントを投稿しよう!

186人が本棚に入れています
本棚に追加