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初夏の日差しの下で
初夏の日差しが窓から差し込み、
揺れるレースのカーテンの
隙間からこぼれる光が瞼を刺し、
その眩しさに目覚める…
寝たのは空が白み始めた頃。
壁掛け時計に目をやり時間を、
確認する。
もう正午近い、寝ていたのは数時間だろう。
起きかけの身体を心地よい疲れが支配していて
起き上がるのも躊躇われる。
夏掛けの布団の中
身に何も着けていないせいもある。
ゆっくり 寝返りをうつように体を動かすと、
股間から溢れる名残が昨夜の行為が、
夢や幻でない事を 改めて 感じさせる…
さらには私の乳房に置かれている…手、
時折、揉むようにしたり、滑るように動いている
その度に声が出そうになるのを抑える。
隣で私と同じように何も身に着けていなく
静かな寝息を立ててる
手の主を起こさないように…
その寝顔には、あどけなさが残っているけど。
一夜にして見違えるほどに変わった、
私の大切で最も愛する人。
そして…私の…唯一の家族…最も愛する…息子…
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