新緑が深緑に移り行く季節に変わりゆく母子関係(美鈴side)

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母親の身体とは言え、この格好は 思春期の翔には少し刺激が強かった様です。 しかし、今でも、お風呂やトイレの扉は 少し開けているし、全裸だって 良く見られたりします。 最近でも授業参観のお知らせを お風呂上がりで体を拭いている時に 話したぐらいですから 足を拭こうと前屈みになってる 後ろに立っていたから お尻の穴や大事な所も 見えていたはずです。 その時でさえ、目をそらすことなく かと言って興味津々で見ていたわけでもなく ごく当たり前のように話していました。 「えっ‥あーほら、お母さんだって たまには下着お洒落したいなぁって思って」 まだ呆気に取られながら 何度も見返している翔に言いました。 「えっ?あっ…そっ…そうなんだ…」 まだ呑み込めていない感じで翔が言います。 それを見て、なんだか急に恥ずかしく なってきて 「やっ‥やっぱり、似合わないよね? …おばさんだし‥ね、こんな可愛いのは‥ね」 私は何してるんだろう?そう思うと 切なくて、悲しくなってきました。
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