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「いっ…いつものパジャマに着替えてくるね…」
逃げ出すように立ち上がろうとしたら
私の腕を翔が掴み引き止めました。
困惑して首を傾げながら翔を見ました。
「あー、違うよ、ちょっと…その…
お母さん‥似合いすぎてて、
びっくりしたんだよ」
そう、にっこりしながら言ってくれました。
「お母さんはスタイルいいんだし、
…もっとお洒落するべきだよ。
服だけじゃなく下着もさ」
そんな翔の言葉が嬉しすぎて
思わず抱きしめてしまいました。
透けるぐらいの薄い布に包まれた胸に
翔の頭を抱くように
「おっ…お母さん、くっ苦しいよ」
照れ笑いしながら離れようとする翔
「あっ、ごめんね、嬉しくて、つい」
私も照れ笑いを返しました。
「そうね、これからは下着にも気を使うわ
…似合ってるか、ちゃんと教えてね?翔」
私は恋人に話しかけるように微笑み
翔に言いました。
「えっ?…ぼ、僕が?‥まっ、いいけどさ」
頬を少し赤らめた翔が顔をそむけるように
テレビに視線を移しながら
答えてくれました。
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