いつもと変わらない夜、少しだけ変わっていく夜(翔side)

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それに気付いたお母さんが 「ん?…なぁに、オッパイ欲しいの?」 クスクス笑いながら、からかうように 言ったんだ。 「えっ?あっ?うん…あっ違うよ 綺麗なオッパイだと思ってさ」 ちょっとだけ吸いたい気持ちが出たんだけど それは抑えて見た感想を正直に言ったんだ。 「えっ?…ありがと…でも、お風呂上りとか 見る事あるし見慣れてるでしょ? さっ電気消すわよ。」 確かに最近でもお母さんの胸を 直接、見る事は珍しくは無いんだけど 今夜は、なんか違って見えたんだ。 部屋の明かりを常夜灯にする。 真っ暗にすると僕が夜中にふいに起きた時に パニックを起こす事があったから 添い寝でお母さんの胸の下の脇腹辺りを掴む いつも大体この辺りを掴んでいる お母さんは僕に腕枕する感じで 僕の首の下に手を通すんだ。 枕をちゃんと使っているから 隙間ができるしね。 いつもより、ずっと薄い生地のせいか お母さんの体温がいつもより 高く感じるんだ。 お母さんの匂いも袖とか無い分 強く感じるんだ。
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