自分の中の女性としての部分が少しずつ目覚めていく……(美鈴side)

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以前、翔がまだ小学生の頃でしょうか 大きな雷の音で翔も私も起きた時 停電になり室内が真っ暗になった事があり その時、私のパジャマを しっかり掴んでいたのにも関わらず パニックを起こしてしまいました。 暗闇恐怖症というやつです。 原因は、もちろん私のせいです。 今、使っている常夜灯は 停電になっても点灯しているタイプのです。 明るさは、それほど強いものではありません。 枕もとを照らしていますので 夜中に目を覚ましても お互いの顔が見えます。 それに、いざと言う時には 明るさを変え非常灯にもなる 優れものの逸品です。 翔の横に寄り腕を首の下に通します。 腕枕になるような感じです。 枕もあるので腕が痺れたりはしません。 翔は私のネグリジェの胸の下の脇腹辺りを しっかり掴みました。 パジャマでもその辺りを掴みます。 だから他の所より早く ほつれたり穴が開いたりしますけど 買い替えの出来るものだし 全然、構いません。 替えようがない翔の為なら何でもない事です。
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