暗闇にオトサレタ

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実家が競売にかけられるまでの間、私達家族は、弟と一緒に実家に住んだ。 私達にとっても家賃がなかったので助かった。 それに弟が心配で仕方なかった。 母と姉とはたまに連絡をとっていた。 しかし昔のような家族に対する気持ちは全くなかった 我が子が、ばあばを求めていたために会ったりしていたが、私の心の中は姉への憎悪や母への嫌悪感で一杯だった。 ナンデワラッテルンダロウ 私はそんな事ばかり考えていた。 そんな中姉はまた仕事をはじめ、また同じ事を繰り返した。 母から泣きながら連絡があったのは、私の誕生日の夜だった。 母) あの子またやっちゃったのよ。ねぇどうしたらいいの 私) は?なにを? ってまさかまたつかいこみじゃないよね? 母) 300万だって。 なんでまたそんなにお金が必要だったのか・・・ 私) 警察に突き出してよ! もう手に負えないんでしょ私も付き合いきれないし! 母) 兄弟でしょ!お願いだからなんとかしてやって!保証人をたてて返済していけば大事にしない!って言ってくれてるのよ!お願いだから。 私) ・・・なによそれ・・・ 私になれって事は旦那になれって事なんだよ? 私や弟はどうなるの? あんたはあの人しか見てないんだね。 もう連絡してこないで。 電話をきった後私は、父も母も姉の事しか見ていなかったのだ。と愕然としていた。 一家離散とはこういう事なのだと改めて実感した
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