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俺達が4人が出会ったのは高校の教室だった。
校長先生の話が終わると親を引き連れて各自の教師にへと足を進める。
教室に入った後にこれから共に学んでいくメンバーの顔を覚えようと俺は一人一人、見つめていく。
俺の席は前から二番目の廊下側だったので後ろを向く形となる。
そこで気になった人が二人いた。
一人は俺と真逆の位置になる一番後ろの窓側にいて、世間一般に言うところの不良である。
両耳にはピアスが二個ずつ付いており、髪の色は金髪だ。
手をポケットに突っ込み睨むようにして辺りを見ているので
パシりにする奴でも探しているのだろうか。
と、ここまで考えたところで目が合いそうになったので視線を反らす。
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