相原美紀の秘密

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しばらくそのままの状態で走ると暴走紅姫は海沿いのパーキングエリアに到着して本日の集会はお開きになった その後はサヤさんの家でお酒を飲むということで私と転校生と蘭子さんと弥生さんとめぐさんはバイクでサヤさんの家に向かった サヤさんは一人暮らしでちょっと古いアパートに住んでいた 中に入ると物は整頓されており意外とシンプルな物しか置かれていなかった まぁ所々に血の付いた木刀やら使いこんだ武器が置かれているが……… そしてみんな床に座り途中で買った缶チューハイとおつまみをテーブルに並べてサヤさんの乾杯の音頭でみんなで一斉に缶チューハイを飲んだ 私はお酒は初体験でレモンチューハイを飲んでみるとなんか微妙な味のレモンジュースの味がした 多分まだお酒の美味しさが分からないだけなんだろうけど…… で、話は変わるがお酒が入ると壊れてくる人間が出てくるものだ 転校生とめぐさんはお酒が弱いらしく一缶で出来上がってしまい、転校生は私に、めぐさんはサヤさんにベッタリくっついて甘えている 「相原さ~ん!膝枕してくださ~い!」 「はいはい……」 「サヤさ~ん!もっと頭撫でてくださ~いよ~!」 「お?おう」 とまぁこんな感じだ 一方蘭子さんと弥生さんはと言うと、五缶くらい飲んだところで壊れ始めていた 「ひくっ!龍瀬の馬鹿野郎じゃん!ひくっ!連絡くらい欲しいじゃん!うぇぇん!」 「あはは!もっとお酒ちょ~だ~い!」 まぁこんな感じで蘭子さんは泣き上戸、弥生さんは笑い上戸になっていて、関わると絡んできて抜け出せなくなりそうなので私はなるべくそっちに視線を向けずにいた
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