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校舎に入ると、右を見ても左を見ても男だらけで、妄想が膨らんで涎が出て来ちゃいます。
「涎出てるぞ」
「はぅっ!?」
「……」
クラスメートの守孝くんに涎出しているのを見られて、顔が熱くなった。
「ち、違うんです!今晩のおかずはなにかなって思っていただけです!」
「なんのおかずだよ。お前も男だな」
「え?」
「女紹介してやろうか?お前可愛い顔してるから草食系って感じだから肉食女子にする?」
「や、僕は一人で良いですから!肉食女子はちょっと怖いです!」
その場を立ち去って、クラスに入る。
走ってきたから、一部のクラスメートは僕を見る。
「あぅぅ…、見ないで下さいぃ…」
注目されるのは、恥ずかしい。
「中月氏、今日は一段と可愛いね」
「あ、野山氏。今日はセイトマンのコスプレじゃないですね」
「あぁ、聞いてくださいよ!セイトマンの格好を昨日一日しただけで風紀委員会に没収させられたす!」
「あぁ…。風紀委員会はそういうの煩いですから」
風紀委員会もかなり、有名な美形が揃っている。
生徒会も目じゃないとか、なんとか。
僕は、龍一くんが居る生徒会推しです。
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