腐男子くんと肉食男子くん

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「ということで、セイトマン衣裳の奪還を一緒に行ってくださし!」 「えっ?風紀委員会に行ったモノは取り返せないですよ!?」 「そこを、こそーり奪還するのが、我々の使命!」 「うーん」 「じゃあ、今度ルリオをプレゼントフォーユーするよ」 「ルリオを!?」 ルリオとは、僕の中で上位に位置しているラブロマンス系のポケットゲームです。 ちなみに、セイトマンとは生徒の一人がヒーローに変身して悪を倒す特撮モノです。 「解りました。奪還手伝うです!」 「やっぱり持つべきモノは同士ですな!」 と、僕らの話が纏まってから、数時間後の放課後。 生徒たちは、各々部活や帰宅するために動いている。 「さぁ、悪魔城に到着!準備は良いかね?」 「野山氏、性格が一定してないですよ」 「キャラ付けなんかリアルではしない!リア充なんか消えろし!」 「リアルに反応して、本音出てるですよ」 「さぁ、行くよ!」 野山氏が悪魔城、基風紀委員会で集められた校則違反の品々を置いておく一室の扉に手をかけてゆっくりと開いた。 .
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