579人が本棚に入れています
本棚に追加
悪魔城、じゃなくて風紀委員会が集めた校則違反の品々の山を目の当たりにして驚きました。
「違反者多ッ!」
「これはさすがに、骨が折れそうです…」
半ば呆れて声に出した僕に、野山氏は俄然やる気を見せて張り切って入口付近から探りはじめました。
「中月氏は窓側からよろしく」
「解りました!」
窓側からと指示を受けて、僕は窓側に移動をしようと、一本踏み込んだらなにかを踏んで、盛大に転げた。
「中月氏ぃー!」
「あぅぅ…、痛いです」
「い、たいのはお前じゃねぇよ…」
「ぎゃぁあ!幽霊ー!」
「野山氏!?」
野山氏は、突然現れた男に驚いて廊下へ出ていって走り去ってしまいました。
「野山氏っ!まっ」
ガッ
ビタンッ
「!?あうっ」
「どこ行くつもりだ、あ゙ぁ?」
「あ、あぅ…。すみませんです。人が居るなんて知らなかったんです。ひぅっ」
「……。学年と名前」
「え?」
「学年と名前言えっつの!」
「ひぅっ!い、一年、中月っ満、です」
怖いです。逆らったらなにされるか解らないって、本当に怖いです。
.
最初のコメントを投稿しよう!