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朝日が入る寝室で、何度も身体を重ねて、唇が腫れる程、甘いキスを交わした。
『いっぱい鳴かせないと、俺の気が済まない』
予告通り、あたしは、いっぱい鳴かされた訳で。
大きな腕の中で、何度も限界を越えそーになるのを必死に堪えて、最後に2人で一緒に堕ちた。
「あー、すげぇ疲れた」
「疲れるなら、シなきゃいーじゃん」
「バーカ、お前が、もっとーって、言ったんだろ」
「バカじゃないの、言ってないから」
「や、言ってたから、何度も俺に、
゛由っ、キスしてー ″ って、ハハハッ」
ベッドの中で、裸で抱き合いながら、言い合いをして。
「もー、うっさい、寝る」
「ったく、ホントに可愛くねーな」
はいはい、どーせあたしは、可愛くないですよー。
心の中で悪態をついて、背中を向けた。
「明日も、一緒に堕ちよーな、まこ」
あんたとなら、どこまで堕ちても、いい。
これが、あたしの最後の恋だから。
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