偶然

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「で、まこ。ぶっちゃけ…富田とヤッたの?」 「は?ヤッてないし…」 「なーんだ。つまんないのー。あっ、そーだ来週さ 給料日に買い物行こ?」 「あ、うん。いーよ」 和美に これ以上突っ込まれなくて、内心ホッとした。 電話を切った後、メールBOXに届いた1通のメール。 『起きたらTELして』 富田からのメールだった。 何となく、すぐに電話をかける気にならなくて、シャワーを浴びた。 珍しく飲み過ぎて酔っ払って。 たまたま隣に居たのが富田だった。 富田との事はそんな偶然が重なって、こうなった。 そう……偶然。 .
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