彼の居る日常

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「お前から、してって言うまで絶対してやんねーから」 「プッ…アハハッ…ごめんってーハハッ…」 さっき、宣言された後のキス、あたしはまたしても、富田のおでこの ゛冷えぴた ″が目に入った瞬間、笑いのループに引き込まれて、我慢できずに噴き出した。 2人で、小さなテーブルを囲みながら、缶ビールを開けて。 「お疲れー」 「おー、お疲れ」 仕事の話しをしたり、下らないバカみたいな話しをして、あっという間に時間は過ぎた。 「あー、帰んのめんどくさ…」 あたしは楽しくて、また飲みすぎて、ほろ酔いの頭をソファに預けた。 .
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