日常

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「まこー!!遅い!!お腹空いたー、早く行こう」 「あー、ごめん」 和美と飲みの約束なんてしなきゃよかった…。 親知らず抜いたから すぐ飲めないじゃん。 さっき、彼はあたしを抱き締めた後、麻酔のかかった唇に触れるだけのキスをした。 「ねぇ、もしかして…遥君とシた?」 「してないっつーの」 「ふーん…なんか、まこ、最近変わった」 「何が?」 「なんかこー、女を感じるとゆーか、潤ってるとゆーか?あ、もしかして誰かとシたの?2年ぶりのアレ」 「は?してないし…」 「なんか怪しいー!!ちょっと、後でゆっくり尋問するからね!!」 「あっそ…」 和美は勘が良い。 もし、あたしと富田が身体だけの関係だと知ったら、きっと驚くに違いない。 .
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