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あたしが一人、先に波を駆け抜けてしまう事を
富田は いつも 赦してくれない。
「…まこ……」
勘違いしてしまいそーなくらい、甘い声であたしの名前を呼んで、頬っぺたを撫でる。
上から、あたしを見下ろして そーやって意地悪な顔で少し笑うんだ。
「…ｯ…ﾑﾘｯ……お願いっ…由っ!!…」
「ﾌｯ…いーよ…」
あたしの身体を大きく開いて、奥深く富田を感じる。
「…アッ…ァｯ…!」
あたしは顔を歪ませて、富田の首にしがみ付く。
下から見えた、富田も快楽を堪えるのに精一杯な顔をして。
「…まこっ…!!…」
「…ｲｯ…!!」
ドクン、ドクン…と早く脈打つ鼓動、息が上がったあたしに、優しい口付けが降る。
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