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富田は、狡い。
あたしの身体を散々、弄ぶ。
あたしは富田から与えられる快感に、ただ溺れるしかなくて。
いつも、ベッドの上では必ず富田が優位に立つ。
隣で、裸のあたしを抱き寄せて気持ち良さそうに眠る その綺麗な寝顔に、一人 溜め息を吐き出す。
ねー、この関係は…いつまで続く?
富田があたしに飽きたら…終わりが来るの?
あたしは、自分の中に少しずつ広がっていく このモヤモヤとした感情に、気が付かないフリをした。
願わくは、ずっと気が付かないままでいたい。
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