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「しんちゃん本当にいっちゃうの?」
僕らがまだ8つの時
俺は父さんの仕事の事情で引っ越すことになった
「何度も言わせんな、もうバスがくるから行くよ。じゃーな」
何だか千春の顔を見ていると馬鹿みたいに泣きじゃくってしまいそうでそっけない返事をしたんだ
「…しんちゃん…ヒック…離れたくないよぉ……グスッ」
俺だって離れたくない
大好きな千春のそばにいたい
でもまだ子供の俺が1人ここに残るのは無理な話なんだ
「行かないで…しんちゃ「うるさいんだよ!!」…ビクッ」
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