告白

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■感想  少し前に、松たか子さん主演で映画になった作品です。テレビでCMも流れていましたから、ご存知のかたも多いのではないかと思います。私もテレビCMで、この作品を知ったクチでした。  ただ、CMを見ときに思ったのは、この映画見たいなではなく、この映画の原作を読んでみたいなでした。しかし、今までこの手の本を読んだことのなかった私は、きっかけを得ないまま、結局読んでいませんでした。  最近になり、東野圭吾さんの作品を読み始め、ミステリに関心を持ち始めたことで、再び本作を読んでみたいと思い購入してみました。  本作は、主要な登場人物たちにより、全編モノローグで進行してゆきます。中学校教師の娘が、その教師の教え子によって殺害されるわけですが、様々な立場の人物達の目線で、物語は進行してゆきます。  それぞれの章の主人公にあたる人物は、皆どこか狂っています。それぞれの章で自分の内面をさらけだしていますが、身勝手な事ばかり言っています。十分楽しめましたが、はっきり言って暗くじめじめとした作品です。爽快感など微塵もありませんので、これから読もうと思っている方は、そのあたりをわかった上で読むことをお奨めいたします。  事回の作品は、ダニエル・キイス 作 『アルジャーノンに花束を』です。  ようやくミステリ以外の作品を紹介できます。これから読み始めますが、読書にあてられる時間が少ないうえに、私の読むスピードが遅いので、しばらく更新できません。あしからず。   
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