20人が本棚に入れています
本棚に追加
その時、天の声か?
「誰か、助けて~!」
1人の女の子が俺を見つけた🐱
だが、誰も来ない!
女の子は、意を決して川の中に…
俺に向かってくる!
大丈夫か?俺が心配する立場じゃないが💦
見るからに身体が弱そうな子だったから…
すると、バイクの音
1人の男がバイクを下りて、女の子を止めた🐱
そして、その男が俺の所に猛ダッシュで近づいてくる!
サングラスをかけているので表情はよくわからないが🐱
俺は、まじでビビった💦
あ、落ちる!と思った瞬間、大きな手のひらの中に🐱
「ヒドい事しやがる奴がいるな☆もう大丈夫だから…」
俺はその男の暖かい懐の中に入れられ、川岸にたどり着いた🐱
「お嬢ちゃんの猫かい?」
男は、俺を女の子に渡そうとした🐱
女の子は黙って首を横に振った。
俺…どうなるの?
俺は二人の顔を見比べた。
「命を、なんだと思ってるんですかね、猫だってちゃんと生きてるのに…」
涙ぐみながら女の子は俺を抱きしめた🐱
「私、飼ってあげたいけど飼えないし…」
「俺が、飼ってやるよ!」
男は女の子から俺を奪いとると両手で抱き上げた🐱
「おお、チッチャいけど大事なもんついてる!
今日からお前は永吉な!
よろしく、永吉!」
「いいんですか?」
「ああ、俺が救ってやった命だ、無駄になんかするもんか!」
「良かったね、永吉!大事に育ててもらうんだよ…」
女の子は俺の頭を優しく撫でてくれた🐱
できたら女の子の方に飼われたかったけど…ニャーとしか言えない俺は、
男に抱かれて女の子と別れることに…
すると、俺の気持ちが分かったのか男が女の子にこう言った。
最初のコメントを投稿しよう!