神の観察

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俺は、とんでもない事実に気がついた。 (オカシイ、どう考えてもオカシイじゃないか・・・!) 恐ろしい連中だ、と、素直にそう思った。 それどころか、素直に感心、感慨の念まで抱いてしまっている自分をどうにか諌め、そして頭を整理した。 こいつら、この野郎どもは、どうやらまた俺を欺きやがったらしい。 そして分かった。 自分がどうすべきかを、理解したのだ。 危ないところだった。 俺は、俺は――何もしなければいい。
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