初☆体☆験

5/10
前へ
/39ページ
次へ
ということで、寝室。 魔王ということで、ベッドも部屋も広くて豪華です。 俺が寝るときしか使わないんだけどね…… その大きなベッドに向き合って座っている現状は、どうしたらいいのだろうか? ケルベロス「なんで向き合っちゃったんでしょうね……。やりにくい…」 俺が知るか!! ケルベロス「じゃあ、とっととやっちゃいますよ!」 こちらに手を伸ばしてきたケルベロス。 向きはもちろん、下肢の方。 その手が触れる瞬間。 「ま、待て!!」 思わず、叫んでしまった。 ケルベロスが俺を睨む。 ケルベロス「……何ですか」 「う、やっぱやらないは無し?」 ケルベロス「無しに決まってます!!早くやらないと、俺が怒られるんですからね!」 「で、でも、心の準備とか……」 グチグチ言ってたら、俺の周りで比較的優しいケルベロスがとうとうキレました。 所謂、強硬手段ってやつでした。 ケルベロス「はいはい。とっとと、やりますよ!!」 「え、ちょっと待って!!や、やめ、あ!どこ触って!?ちょ、あ、あーーーーーー!!!!!」 … ケルベロスは、すごく笑顔でした。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

420人が本棚に入れています
本棚に追加