121人が本棚に入れています
本棚に追加
/204ページ
インナーチャイルドとインナーペアレンツ
愛さんの二回目のインナーチャイルドのセッションです。
今回癒すべきインナーチャイルドの家を訪ねました。
小さく全体的に暗い感じの家です。
中には二歳くらいのインナーチャイルド愛ちゃんがいました。
ロンパースを着て、怒っているのか、無表情なのか…。
まず彼女を抱き締めていただきました。
「人形みたい…」
少し驚いたように愛さんが呟きました。
愛ちゃんの人形を抱き締めたのでしょうか?
私「周りに愛ちゃんがいませんか?」
「いない。この子だけ…」
人形のように無表情で力ない愛ちゃんでした。
(びっくりしました。本当に人形を抱いてるようでした。揺すっても動かないし表情もない。首が横に垂れ、両手は脱力してそのまま。何?どうしたの?何これ・・・と言ってました。生きてるようには見えなかった。だけど、人形ではないって・・・何故か抱きしめてました。)
私「愛ちゃん?」
「うん。」
とても力ない声です。
私「今抱き締められてどうだった?」
「わかんない。」
私「今どんな気持ち?」
「何にもない。もういい…」
「お母さん、私要らないんだって…」
もう私も泣きそうです。
「だから…私は…私は…もういいの…私はいなくていいの…」
「要らないって言われたから…そうするの…」
(ずっとずっと私の細胞にあったもの。そんな気がしてました。)
ここで閉じ込められた感情の封印を解く儀式をしました。
封印を解いた上でもう一度愛ちゃんに感情を出して貰いました。
最初のコメントを投稿しよう!