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オーダーチケットを受けとり黒服はオーダーをキッチン、厨房にオーダーを伝える。
カルアミルク濃い目にお願いします。
キッチンから了解と黒服のインカムに音声が入る。
しばらくしてキッチンの修一からインカムにまた音声が入る
『おいカルアミルク濃い目って…詩音か?飲み過ぎじゃないか?大丈夫なのか?』
インカムを聞き黒服は詩音に目をやる。
さほど酔ってる訳ではなさそうだが黒服もこのところの詩音の飲みっぷりには少し心配していた。
毎度と言っていいほどオーダーチケットに書かれた飲み物を濃い目と言っている詩音だ。
キッチンの修一が心配するのも当たり前だ。
修一は濃い目というオーダーを少し無視するかのように牛乳を多めに入れる。
できあがったのを目で見て黒服が詩音に届ける。
詩音18歳。
キャバクラ嬢。
18歳の詩音が大好きなお酒カルアミルク。
法律では駄目と言われる未成年の飲酒。
だけど18の詩音にしてみれば法律で駄目と言われるものを飲むのがたまらなく快感だった。
カルアミルクは甘くてコーヒー牛乳のようで飲みやすく詩音には適度に酔える最高のお酒だった。
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