三章 桃太郎

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鬼の持っていた 金銀財宝 それが何になるという 三匹と一人が 囲んだ鍋の味 塩味の 菜っ葉だけの 鍋ほどの 贅沢はなかった 共に過ごした日々に 感謝しよう 鬼は 鬼は いつまでも鬼だけれど 鬼の心で 心を引いた 俺らは 死なずに生きたいと 空に唸ったのだから
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