一章 赤ずきん

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一本の銃 抱えた猟師 吊り橋を渡って 狼を見た。 狼の向こうに 赤い頭巾が見えて その向こうに 煙が見えた。 さらに そのまた向こうに 山が見えた 振り返った 心細そうな 静かな家 何かの知らせ そんなものを 感じた猟師は 空を見た 狼の形の雲 銃を向けた 気が晴れたように 感じたときに 夕闇を感じた そう それは山から降りた 暗闇だった
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