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オレは、青峰 巧。聖蘭学園の高校1年生だ。
いわゆる普通の高校生だ。
もともと人と話すことは苦手だったりするわけで、友達も少ないわけだ。
だから友達から、「この堅物め!」とよく言わるれる。
頑張っても顔が怖顔なのでみんなが避けていく。
だから、はたから見ると、百戦錬磨している喧嘩番長にしか見えないらしい。
だからいつも寝てるか、誰もいない所に行って時間が過ぎるのを待ってるかの以外、何もない。
実際、怖顔のおにーさんから何回も声をかけて来られたり、喧嘩を振られそうになったり、いままで大変な目に逢ってきたわけだ。
だけどちゃんとオレのことをわかってる人もいるわけだ。
でもあまりに慣れ慣れしいからうざったいけど唯一の話せる人がいなくなるわけだ。
で、そいつだが・・・。
男1「よう!はよう!おはーす!!」
男2「やぁ。おはよう。今日も清々しいほど怖い顔だな(笑」
こいつらがさっき言ってた、唯一話せるって言っていた輩だ。
巧「いつもながらにうざいね・・・」
始めに三回も挨拶をした奴は、星野 晶。
面白いところもあるが、バカすぎて話にならないけど、心が安らぐ奴でもある。
もう一人が、成績が優秀で、メガネをかけている、大泉 将栄という。
はたから見れば、ガリ勉野郎にしか見えないが、実際は頭がおかしんちゃうかと思うほどのオタクなのである。
あともう一人いるのだが・・・めずらしいな。
オレを見つけたら真っ先に飛んでくる奴なのに。
巧「なあ、あいつがいないのだがどうし」
?「あ♪たっくん発見♪♪♪」
巧「ぐお!?」
?「たっくん♪おはよ~~~~~~~?」
巧「…おはよ~さん、綾瀬。」
港「きゃ~!!たっくんから朝のあいさつもらっちゃった~~~~?」
巧「なぁ、朝から抱きつかないでくれるかな。このクラスの男子からの視線が痛いよ。」
港「いいじゃ~~ん?」
この、朝早々から抱きつくのは、綾瀬 港。
かわいさ、成績がともに学年ナンバーワンで、スタイルも抜群で誰もが憧れる存在である。
だけど昔からの幼馴染で、俺にベタベタの困るやつである。そう昔からの…
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