867人が本棚に入れています
本棚に追加
この物語りはバッドエンドではありません。
だって、また、恋しい少年に会えたのですから。
邪魔な兄は消えたのですから。
めでたいでしょう?
例え、少年が弟のせいで学園で嫌われ者になっていようが
少年に惚れる者は減った筈です。
触れるものは減少した筈です。
それに…
それに弟は悪くないのです。
なんせ、人と言うものは聞き分けが良いわけでも、ましてや欲望を抑える事が出来るわけではないのですから。
人は不完全でこそ
完璧でないからこそ
人間なんですから。
Said 語り部 end
最初のコメントを投稿しよう!