① 学園の嫌われ者

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教室に着くと一斉に海をみるクラスメイト。 『おはよう。』 「「「…………。」」」 返事がないのはいつもの事。 海は、さっさと席に着くと窓の外に視線を移した。 「はよ、海。」 『おはよう、雷雲』 海に話かけてきたのは雷雲 夜桜(ライウン ヨザクラ)。 クラスメイトでクラスのリーダー的存在。 「海……彼方先輩の事は……『何?急にどおしたの?』……。」 彼方は、いるよ。 僕の中に。 僕だけの中に。 いつも微笑みかけてくれるんだ。 幸せだったあの時みたいに。
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