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プロローグ
2XXX年・・・科学はついに魔法を発明した。
特殊な赤い鉱石(アクス・フレイム)を人体に投与する事によって、魔法としか言い表せない現象を発現する事が出来た。
人は、魔法を発現する事が出来た者を《フレイム・リンカー》と呼んだ。
何も無い空間から、炎、水、雷などの発生。
現代科学では、生成不可能な物質。
伝説や神話でしか語られなかった神の遺産。
まさに魔法だ。
しかし、いかに魔法と言えど、使うのは人間、強大な力の行く末は、決まって破壊である。
国々は魔法を兵器として使用。
結果、絶大な力を発揮したが、個人が国を凌駕する力を手に入れたことにより国は崩壊した。
それに続くように国々は崩壊、戦争は規模を拡大していき、世界が崩壊。
人間の歴史は、弱肉強食の世界へ戻った。
強ければあらゆることを自由に出来た。
金、男、女、名声、栄光。
逆に弱ければ、全てを失う、奪われる、略奪される。
争いは日に日に増し、世界は荒廃の一途をたどって行った。
そんな世界で生きる男が、一人の女性を助けたことにより物語は動き出す。
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