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仮に、一国の姫様だどしても、遊びで辺境の地に来るとは思えない。
「移動している最中にユグドラシル軍に襲われたのよ」
何ィ!? それは聞き逃せないな。
ユグドラシル軍は、ここ、ファブリックの隣の国だ。
まぁ、今の国と言うのは、戦争の被害を避ける事が出来た土地を復興していく過程で生まれたものが多い。
ユグドラシルもファブリックも元は、避難民の集まって出来た国だ。
「おい、詳しく話せ」
「私は、この宝石の護送で一緒に移動してたの。 そしたら急に・・・・・・」
「襲撃してきた奴らのリーダーわかるか?」
ステラは、顎に手を当て考え、首を傾げ考える仕草をする。
「あの時は混乱状態なかだったから・・・・・・あっ!」
ステラの顔があがるのを見て何か思い出したのかと、俺は、椅子から立ち上がった。
「雷をまとったハンマーを持っていたフレイム・リンカーがいたわ」
雷のハンマー・・・。
そうか・・・あいつが来てるか!!
「クククッ・・・・・・ハッハッハッハッ!!」
俺の様子を見て、ステラは、後ずさりしてしまったようだった。
「な、何よ!?」
すると、オルガは顔に笑みを浮かべたままステラに振り向く。
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