始まりの出会い

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「相変わらず、無法地帯だな」 人数およそ20人ってところか? こんな荒野でご苦労様なこった。 「おい! 金と食い物・・・あと、その女を置いていけば命は勘弁してやるよ!」 こりゃまたどっかで聞いたことありそうな台詞だ。 たまに、こいつらオウムの仲間か何かに思えるぞ。 道中、そんなゴロツキ連中5、6組と遭遇し、俺がフレイム・リンカーとわかると逃げ出すか、パンチ1、2発で片付ける。 そんなこんなで、更に、2km程で小さな集落らしきものが見えてきた。 どうやら今日の寝床はここだな。 後ろから力無く歩くステラの体力的にここが限界だろ。 「おい、宿を探すぞ」 「やっと、町だぁー! やっと休める・・・!」 俺は、その場にヘナヘナ座り込んだステラを置いていくように歩き出した。 「ちょっと! 姫様置いていくなー!」 「うるせーよ! 馬車はねぇんだから自分でついて来い!」
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