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女性に連れられ、一軒の家に着いた。 これからシャワーを浴びてご飯食べて寝るという事を考えているからか、ステラは、ご機嫌だ。
「さぁ、中へお入り・・・」
「お邪魔しまーす!」
勢いよく家に入っていったステラの背中が、ピタッと止まった。
「えーっと・・・・・・あれ?」
「どうした姫様・・・?」
続いて、家に入った俺の目の前には、5人の男達がいた。
「ねぇ・・・これは、どういう・・・・・・?」
勢いよく家に入った、まるでグリコのポーズをとったまま、顔だけをこちらに向けた。 その顔色は、青ざめている。
「お前、まさか・・・・」
こいつは、どうやら本気でこの女性が親切で家に泊めてくれて、シャワーとご飯を提供してくれると思ったらしい。
こんなご時世で、そんな事してくれるのは、裕福な国の中だけだ。
・・・・・・本当に姫様かもな。 温室育ち、わがまま、そして、この荒廃した世界に対する知識の無さ。
「さぁ、持っているもの全部お出し・・・そうしたら命と服は取らないであげるよ」
女性がそう言うと、男達の一人が、ナイフ片手にステラへ近く。
「そりゃねぇぜ! せっかくの女だぜ!」
「そーだぜ、バーちゃん! 男は、殺っちまって、楽しもうぜ!」
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