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「優には懐いてる感じがするんだけど、俺の気のせいだよなっ?なぁ、翔!」 「気のせいじゃねぇんじゃねえの。人選んでんだよ」 「うっわー優に負けるとかありえねーんだけど!」 なんだかんだ言いながらも、みんなが笑顔になる。 どんな理由でも、笑顔になれるってすばらしいこと。 「あ、翔愛のオムツ替えてくるね」 「いいよ。俺行って来る。コイツらに焼いてやって」 「分かった。よろしく!」 愛が翔愛が生まれてから、気がかりであまり夜が眠れていないことを翔は知っている。 これから夜泣きが始まるであろうことから、翔もなるべく出来る限りしたいと、率先してやってくれる。 「翔、マジで良いパパだよなぁ」 「うん、すごく良いパパだよ!親バカだけどねぇ」 「高校の頃からじゃ考えられなかったぜ?まぁ、子供は好きみたいだったけど」 愛は優から色んな話を聞いて、翔の高校時代を思い浮かべて笑った。
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