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「チャイルドシートも買ったしぃ、ベビーカーも買ったしぃ・・・あとは、」 「なぁなぁ、名前どうするよ?」 「それなんだよねぇー。準備は着々と進んでるんだけど、肝心な名前だよね」 「優にそれ話したらさ、もう『翔太』とか?って言うし」 「あはは、優くんらしいね。でも、翔ってカッコイイからつけたいね。男の子だし」 男の子だって分かってから、名前を決めることに毎日苦労している。 前に翔の母親が女の子だと聞いてたのに産まれてきたら男の子だった、とか、 男の子だって聞いてたのに産まれてきたら女の子、とか。 そんな話を教えてくれて、翔達はどっちが産まれても良いような名前を考えることにした。 「翔くんとわたし・・・愛だもんなぁ」 「うーんっ。まあもうちょっとあるし、ゆっくり考えるか」 「そうだね」 結婚して1週間後に、愛のお腹には子供が出来ていた。 優たちもそれはそれは喜んで、陸はまるで自分が父親になるかのようにあれこれ世話を焼く。
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