序章

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俺は確か・・・ そう、確か肺癌で死んだんだ。 で、自分は・・・ 何故か、どんな人生を歩んできたかは すぐに全部を、はっきりと思い出せない ただ、脳裏に若かりし頃に唯一愛した あの女性の優しげな顔が脳裏に浮かぶ 加代・・・ 『それが幸人のやりなおしたい部分だな』 声に出していないのに、そう言いきられて 思わずコクリと頷く
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