序章

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加代 西田加代 彼女は俺の暗い人生の中で、唯一光を灯してくれた女性だった 記憶があやふやな状態でも 彼女との毎日は、次々に鮮明に思い出されていく 胸に切ない想いが溢れて苦しい 彼女に 会 い た い 『わかった。では初めて会った18歳の春へ・・・』 そのとき、立っていたはずの見えない真っ暗な足場が急になくなり、俺は垂直に落下した 「うわぁぁぁぁぁぁ・・・」 声さえ飲み込まれていく闇を落下しつづけ 俺は意識を手放した
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