プロローグ

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「いい返事だ……、村の皆を頼むぞ」 「うん!父さんも必ず帰ってきてね?」 「…………ああ」 そうして父は、ドラゴンの蔓延る世界へ旅立っていった。 だが数年後、村に伝えられたのは父が行方不明になったという知らせだった―――――――― ―――それからまた、数年の時が過ぎていった………。 オレはもう子供と言える歳ではなかったが、父さんへの憧れはまだ、自分の中に残ったままだった。
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