826人が本棚に入れています
本棚に追加
「いい返事だ……、村の皆を頼むぞ」
「うん!父さんも必ず帰ってきてね?」
「…………ああ」
そうして父は、ドラゴンの蔓延る世界へ旅立っていった。
だが数年後、村に伝えられたのは父が行方不明になったという知らせだった――――――――
―――それからまた、数年の時が過ぎていった………。
オレはもう子供と言える歳ではなかったが、父さんへの憧れはまだ、自分の中に残ったままだった。
最初のコメントを投稿しよう!