1【再会を願って】

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「では!いよいよ展望台です。ここでしばしの自由時間と、記念写真の撮影を行いますので、皆さまくれぐれも気をつけてバスをお降りくださいませ~~!」 ツアー参加者は私を含めて20人ほど。 どやどやとバスを降りるけれど、その半数以上がとてもじゃないけどニッコリ笑って写真撮影なんて雰囲気じゃない人達……うーん。 バスの中で妙に気分が沈んでいたのはこのせいか。 案の定、バスを降りて早々、ものものしい荷物を抱えているではないか。 ジャキ、とマシンガンを突きつけて、男の一人がガイドさんに詰め寄った。 「おいコラ、ガイドのおねーちゃんよお、この門はどうやったら開くんだあ!!?」 「教えろやコラあ!!!!」 「で、ですから、ここから先はゾルディック家の私有地ですので、当主の許可なきものの浸入は禁止されております!!」 「んだとコラあ!!!???」 「きゃ――!!!」 はい、ストップ。 「な、なんだ!!??」 「急に身体が動かなく……うわあ!!」 見えない触手を巻き付けて、ぽーい、と悪漢二人を放り投げる。 ついでに、物騒なものも取り上げた。 「じ、銃が……!!?」 「空に……浮いてる!!?」 「き、き、きっと
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