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「嘘だろ!!?」
「失礼だなー、キルは。ちゃんとポーから気持ちも聴いたよ、俺。脅しじゃなくて」
「そ、そういえばポーってさ、ハンター試験の間中、ずっとカタカタさんの近くにいたじゃない……?」
「あ――っ!!そうだ!しかも、軍艦島のホ、ホテルの部屋も一緒だった……!!」
「ゼビル島でのポーのターゲットもカタカタさんだった!!」
「晩餐会のときもいなかっただろ!!二人でナニしてたんだよ……!!」
「秘密。子供には言えないこと」
カチャーン!!
振り返って見ると、フリフリの黄色いゴシックドレスに身を包んだ母さんが、高そうなティーカップを粉々に握りつぶしていた。
「……ダメよ」
「母さん、あのね」
「ダメよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお―――――!!!!!!!」
キィン、と鼓膜が鳴る。
やれやれ。
やっかいなことになった。
「どこの馬の骨とも知らない泥棒猫がうちのイルミのことをすっ、すっ、好きですって!?しかも嫁に来るだなんて……キィ―――――――ッッ!!!!!!汚らわしいっ!!キルの家出につづいてイルミ!!あなたまで母さん
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