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を苦しませるなんて――なんて立派に育っ……じゃないわ!!そんなこといってる場合じゃないっ!!貴方!!イルミが!!イルミがああああああああああ―――っっ!!!!!」
バタバタバタバタバタバタ……。
「母さんてば、あの格好でよくあんなに速く走れるよねー」
「感心してる場合かよ!どうすんだよ!ババア大反対じゃん!!」
「なんとかなるよ」
「ならねーよ!ポーが来た途端、殺しにかかるぞ、あのババア!!」
「ねぇ、ポーを助けに行かないの?」
ゴンが、あのやけに光る目をしておれを見つめてくる。
なんだか少し、ポーに似ている気がした。
「行かない。行きたいけど、行ったらポーの気持ちや頑張りが無駄になる。だから、行かない」
「ポーが殺されそうになっても?」
「ポーは大丈夫だよ。殺されそうになる前に逃げる。それに、俺が助けに行くよりもはやく、ポーはここに来る」
「イルミはポーの力を信じてるんだね」
「まあね」
「そっか。ならいいや。俺もここでポーが来るのを待つ。でも、本当に危なくなったら助けに行くからね?俺はこの家の一員じゃないし、いいよね?」
「うん。頼んだよ」
「イル兄……」
もう、訳わかんねぇ~~!
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