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キルアが頭をかきむしったときだ。
キルアの携帯電話が鳴った。
「もしもし??……ポー!!!バカッ!お前今どこにいるんだよ!?――え、門の前??」
ヒュ、とその手から携帯電話を奪い取る。
すう、はあ。
よし。
「ポー、久しぶり。よく来たね」
***
イルミだ。
「イ、イルミ……?」
『うん。俺』
「……久しぶり。元気だった?この前はいきなり無線に割り込んでくるからびっくりしたよ」
『だって、そう言えばポーの連絡先聞いてなかったからさ。どの船に乗ってどこにいるのか、探すの苦労したんだよー』
「あはは。まあ、いいや。ありがとう、連絡くれて。それよりさ、さっき執事室?の、ゴトーさんってひとにイルミに繋いで下さいって頼んだら断られちゃって。試しの門について聞きたいことかあったから、キルアに電話したんだけど……」
『俺が答えるよ。なに?』
***
「俺が答えるよ。なに?………え、ああ、うん。使っていいよ。は?全部開けたらなにかプレゼントでもあるのかって?暗殺料金の割引……してないよ、そんなの。そうだなー、物じゃないけど、7の扉まで開いて入ってきたものには、
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