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うちの親父とじいちゃんが直接会うことになってるけど……それなら全部開けるって?いいけど、出来るの?」
ふーん。
ピッ!
「勝手に切るなよ!!」
「イルミ、ポーはなんて言ってた?」
「今、試しの門の前にいるって。念を使ってもいいのかって聞いてきたから、いいよって答えた。そしたら、全部開けるってさ」
「全部!!?」
「それ、無理があるだろ!総重量256トン!俺だって五枚が限度だったし、強化系のゴンでさえ、六の扉の途中までしか開かなかったんだぜ?」
「でも、ポーは開けるって言ったら開けるからね」
「ゴンみたいなやつ……」
「ねぇ、ポーってなに系の念能力者なの?」
「特質系。その中でも珍しい能力だと思うよ。俺でもあんなの見たの初めてだし」
「前に、ヒソカと闘ったときにも使ってたんだよな……念能力。くっそお!スタートラインが違いすぎるって悔しいよな!」
悔しがるキルアの向こう……山の裾野を見渡せる窓の向こうで、なにかが動いた。とんでもない大きさのなにかが。
ズゥゥゥウウウン…………ッ!!!
ズゥゥゥウウウン…………ッ!!!!
立て続けに、地響きがした。
「なんだアレ……なにかが膨れ上がってる!?」
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