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シルバさんははっはっはっと快活に笑って、物騒なオーラを潜めた。
「いい動きだ」
「……!!」
怖い。
逃げたい。
隠れたい!!!
でもそんなことしたらイルミが怒るし……怒ったイルミって色んな意味で怖いしなあ……がんばろう。
今度はしっかり距離を保ったまま、てくてく後をついていく私を、シルバさんはまたちょっとだけ振り返って、キルアによく似た顔で笑った。
***
ガチャ。
「連れてきたぞ」
「お邪魔しまー!!???すっ!?」
パキューン!!!!
部屋に入ると同時にすっ飛んできたゴム弾を守りの泡でプルンッと弾く。
これは……キキョウさんだな。
お。
うわあー、豪華なリビング!
ふかふかの、紅い絨毯にシャンデリア。
壁際には、牛がまるまる一頭焼けそうなくらい大きな暖炉もある!
住む人の体格に合わせてるんだろう、置いてあるソファもテーブルも、重厚で大きい。
そして、そこにズラリと勢揃いした、ゾルディック家の皆様。
あ、圧巻だあ~……!
「は、初めまして……ポーといいます」
「俺のお嫁さんです」
「イルミっ!!!」
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