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相変わらずなに考えてるかわかんない無表情で、恐ろしいことをサラ リと言ってのける!!
半年ぶりのイルミだった。
懐かしい~~!!
サラサラ黒髪、真っ黒猫目。
筋肉質だけど、スラッとしたスタイルの良い体つき。
服装も、ハンター試験中に着ていたものと同じだから、余計にそう思うのかもしれない。
イルミはツカツカ、私の前に歩み出ると、くりっと首を傾げた。
「なんで今更しぶるかなー。さっき、ポーと父さんが廊下で話してたこと、ミルのパソコンで全部見て知ってるんだけど。俺、そんなの認めないからね。嫁に来るなら家に来ていいって言ったじゃない。ポーは家に来たんだから、嫁にならなきゃダメだよ?」
「す、すぐに、とは言われてないもん!」
「あげ足とらないでよ、面倒くさいなー」
「簡単に嫁に取られてたまるもんか――!!!」
うわあ、このやり取りも久しぶり。
半年ぶりなのにちっとも……、
「変わってないね。ポーは」
「イルミもね。仕事は、上手くいった……?って、聞くまでもないか」
「うん」
と、一連の漫才のような会話を終えて居間の様子を見てみると。
ゴンとキルアがソファで二人、仲良く座って硬直していた。
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