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第一演習場には多くの生徒が集まり、数人の教師が生徒達の前に立つ。その教師たちの一人が声を上げる。
「それではこれより、使い魔召喚を始める。これは危険を伴うことなので、ギルド『妖精の羽』のギルドマスターであるナビ・ブレイバー氏に来てもらった。」
教師の紹介で一人の男が生徒達の前に立つ。
「今紹介されたナビだ。かつてこの学園では禁忌召喚を行った者がいたと聞く。その時は上級悪魔が召喚されたそうだ。他にもどんな危険があるか解らない。各々緊張感を保ちつつ行動するように。」
ナビが教師がこらから言うであろう台詞を先に言ってしまう。
「ナビさん来たんだね。」
「ああ、親父ってば今朝から張り切ってたよ。」
ユウの声に答えるウォーリア。姓から判るようにウォーリアはナビの息子である。
「使い魔が力を示すように言った場合は魔武器を使って対処するように。使い魔によっては勝利する必要はない。まぁ、魔武器を持っていないやつもいるがな。」
そう言ってユウを見る教師。ユウは顔を俯かせている。
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