第二章.信頼

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「平助!お前何処行ってんだよ。」 部屋に向かってる途中に背の高い男の人がやってきた。 「あ、左之さん!ごめんごめん、忘れてた~」 「何で忘れるんだ?ん?平助、この子誰だ?」 男の人は那和のことに気がついた。 「まぁ後から分かるよ。左之さん、それ何?」 「あぁ平助が戻ってこねぇから様子見に行ったら外にこれが落ちてたんだ。」 男の人は見覚えのある本を持っている。 「あ…それあたしのです…」 何であの本が… 「そうなのか?じゃあはい、これ。」 「あ、ありがとうございます…」 表紙を見ると絵は描かれているが題名が書かれていない。 「…?」
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